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日々の思い~戦争と国防~

この写真を見て安保法案を「戦争法案」と称し日本が「戦争のできる国」になりいずれ「徴兵制」の可能性あると不安を煽り「戦争反対」「9条を守れ」を叫んでいた人たちはどのように感じるのだろうか?
中国人民解放軍の兵士と日本の自衛隊員が並んで銃口を向ける相手は誰なのか?
写真は2015年、6月20日(土)から7月1日(水)までの間、モンゴル・ファイブヒルズ演習場で実施された多国間共同訓練「カーン・クエスト15」の一コマだ。
現代の複雑な国際情勢で70数年前のような単純な国家間戦争など起こらない。
第二次世界大戦以前は白人の植民地政策で独立国は60数カ国であったものが現在では196カ国余りに増加している。
殆どの国は国家と呼べるほどの経済力もなく単独での国防などできない。
いまや世界は、非国家主体の武装勢力に各国は共同で備えている。
カーン・クエストももともとは中国を牽制する目的でモンゴルとアメリカの2国間合同演習としてスタートしたもの。
当然中国も不快感を示していたがPKO(国連平和維持活動)多国間共同訓練として生まれ変わり、今回初めて中国人民開放軍と自衛隊の訓練部隊が参加した。
安保法案が成立していなければ写真のような光景はありえない。
自衛隊が他国軍を守ることができないからだ。
だが、もしそのような状況になったら自衛隊員たちは躊躇することなく憲法違反を犯すだろう。
「世界で唯一、救った命のほうが多い軍隊」と称された自衛隊が自分たちだけさっさと逃げるようなことを恥と思わぬはずがないから。

chijap

 

 

 

 

 

~写真はhttp://www.china.com.cn/より引用~