com-cafe三八屋で開催された「一宮ブルワリー」の新作ビールお披露目会に行ってきました。
私が尊敬かつ大好きな三星テキスタイルグループの岩田和夫会長ご夫妻とご一緒させていただきました。
岩田会長はかつての一宮初の地ビール「尾張ブルワリー」のオーナー。
私は尾張ブルワリーの立ち上げを任命され設備の選定、工場の建設、ビールのレシピなどを担当しました。
その尾張ブルワリー創業のスピリッツと市民に愛されるビール作りを目指し星野博オーナーと元尾張ブルワリーの醸造責任者の山田さんが立ち上げたのが「一宮ブルワリー」
尾張ブルワリーが「ミニプラント」のビール工場だとするならば一宮ブルワリーは正に手作りの「クラフトビール工房」。
設備も環境も大きく違うなかでよくぞここまでのこだわりビール(法的にはビールではなく発砲酒)を作りあげた熱意と努力は賞賛に値します。
私なんかにはとてもとてもできません。
今回お披露目されたのは「スタウト」
Guinnessに代表される上面醗酵の黒ビールです。
一宮ブルワリーのスタウトには副原料として「138珈琲豆」が原料として入っています。
珈琲の香りと酸味が飲みやすいビールとなっています。
お味は別としても、残念ながら「スタウト」と呼ぶには「色」と「泡」が足りないかな。
ちょっと黒麦芽の配合が足りませんでしたね。
前回のお披露目だった「エール」も副原料として「葡萄果汁」が入っていました。
個人的には、地ビールと謳うならば「葡萄果汁」や「珈琲豆」のような奇をてらうような副原料は用いずに、
バイエルン公が制定した「ビール純粋令」にのっとった「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」で挑戦してもらいたかったかな。
もっとも、山田さんオリジナルレシピの「織姫ビール」も尾張ブルワリー初の副原料入りビールだったから。
最も得意な技術を使って醸造していると言えるでしょう。
次回は「ヴァイツィエン」です。